2015年2月3日火曜日

我々はなぜPharrell WilliamsのHAPPYを料理したかったのか?

HAPPY、この曲を初めて耳にしたのは、ブリストル在住レバンナ嬢によるVelvet HummerのHAPPYとコラージュされたこのクリップ。


最初これ何やろとは思いましたが、エエ曲やなと思いました。これが切っ掛けになったのかは解りませんが、ノーザンシーンでもファレルのHAPPYがプレイされてるようです(去年の話ですが)。

で、俺がこの曲をカバーしようと決めたのは、”だから” って訳では無いです。つまり、普段STOLEN HEARTSがノーザンシーンの楽曲をプレイするのとは全く違う話やし、こんなもん単なるシーンのお遊びでしかない ”はず” なので、先決なのはこの曲がどっから聞いてもモータウンマナーやんけと感じた時が最初。おいおい、でもただモータウンマナーだからと言ってそうそう安易にカバーするか?と言われたらそれも全然違う。ただ、誰かに説明する時面倒くさいんでそう言いますが。じゃなんやねんと。

そもそも何故この曲をモータウンと感じたか?

考えてみたらMarvin GayeのOne More Heartacheが一つの鍵かと。同じ匂いを感じるのは俺だけかなぁ?。


実はこれには伏線もありまして、One More Heartache(作曲は確かSmorkey Robinsonだったっけか)にインスパイアされた鍵盤のリフを頭の中にアイデアとしてずっと持ってて、それをいつぞやのタイミングで曲に生かそうと思案しておりました。ま、先ずは勿論の事、オリジナル曲に生かしたい、てのが第一だったんですが、同時進行的に何か、HAPPYが世界的大ヒットになっていくにつれ、ぶっちゃけこの曲に魅了されていったのは確かな事実の中、この曲を口ずさむ度、ついつい知らんうちに、ファレルの歌と自分の考えた鍵盤のリフが繋がるようになってしまい。勝手にやってゴメンやけどわざとやない。

では何故魅了されたか?

あー、そりゃそんなもんモータウンやからやろなぁ(笑)、とやはり言ってしまいがちなんですが、きっと多分Marvin Gayeなんやと思います。マーヴィンがHAPPYを歌う姿が容易に想像出来たってのが一番の理由やと思います。おのずとごく自然に、てなわけです。

なので、結果的にSTOLEN HEARTSのHAPPYは印象的な鍵盤リフから発生した60年代風の全く別もんなってる思います。そんなオタク気質な俺を知ってか知らずか、メンバー達も意外性からくるアホさと共に楽しく仕上げてくれたんではないかと。マーヴィンのAin't That Peculierの歌のフレーズも時折挟んで歌っているので、思わずニヤリとさせる一面もあるし、なるほど、と感じてもらえたら更に嬉しい中々素敵なカバーになっております。

ま、平たく言えば俺がHAPPYになるためにHAPPYを利用させてもろたて感じです(笑)。